問題に意識をシフトさせましたか?

What’s the problem?とあなたはホストに問いかけました。そうするとどうなると思いますか?

本題に入る前に、ここでなぜ他の言葉を使わないのかあなたは疑問に思われるかもしれませんので、ご説明します。どうしても反射的に聞いてしまいがちなことで、

なんでそんなに起こっているの?

なんでそんなに声を荒げているの?

何?何?何(と連発する)

等があります。

どの質問も問題を解決する方向に「直接」導いてくれない可能性があります。「What’s the problem?」ほど直接的に問題に相手の意識を移行させる事ができる言葉ではないですね。

ここで注意して欲しいのは、「What’s your problem?」と言っていないことです。「the」を「your」に置き換えるだけで非常に攻撃的になってしまいます。「お前の問題はなんや?」と言っているのです。「こちらには問題はない。お前の問題だ。お前の問題はなんだ?」このように受け止められてしまうかもしれません。

ここではこの点に特に注意して下さい。

さて、本題に戻ります。「What’s the Problem?」と相手に問いかけるとおおよそ、「The problem is…」と返って来るでしょう。または、非常に端的に何が問題か述べてくると思います。

よっぽど小難しい人や感情的な人でない限りここで問題が明確になるはずです。そして、ここであなたには頑張って欲しいのです。

できるだけ、ここで相手が言っている事を理解して欲しいのです。

もちろん、理解できなければもう一度聞いて下さい。聞きなおすことは決して悪いことではありません。また、相手を理解しようとしている態度は問題解決に際して非常に大事です。

この段階で理解できなければ、後日改めて、相手が興奮していない時に聞くことです。「理解」が目的です。決して振りをしないで下さい。振りをするとさらに問題を悪化させるだけかもしれません。

相手がどうしても興奮状態から抜け出せず、早口で話す場合、このように言って下さい。

「I tried to understand what you are saying but it is too fast for me to understand you. If it is ok with you please tell me again later?」

さて、ここであなたが相手の言っている事を聞き取れたとします。ここから、あなたにはちょっと頑張ってもらうことになります。

  

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