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留学会社はぼったくり!?

留学会社は本当にぼったくりなのでしょうか?

通常、商売は仕入れ値に対して、平均粗利益率 (利益上乗せ率)が約30%となっています。

しかし、これを元々単位が違う留学に適応すると、たとえば、100万のプログラムがものが130万になってしまう。どう見てもぼったくりに見えてしまう。しかし、これは100円のものを130円で販売するのとなんら変わりないのです。

30円と30万では全く違います。しかし、%は何ら変わっていません。そこで、もっとつっこんでみます。

国には物価の高い国と低い国があります。たとえば、イギリスとニュージーランドでは物価は基本的に違います。イギリスの方がはるかに物価が高いです。そこで、イギリスの粗利益率を高くしてしまうと、プログラム自体が激高になってしまう。

だから、物価の安い国の粗利益率を上げることにより、平均粗利益率を上げているプログラムも存在しているわけです。

これがぼったくりにはいるかどうかです。

基本的に会社というところは、非営利団体では無いので、儲けを生まなければ存続できません。また、海外のやりとりなどをお客様に変わって行うわけですから、お金はある程度かかります。

留学会社を含む会社というところは広告を出します。たとえば、ヤフーなどでトップに掲載してもらうとなると膨大な金額を取られるということです。

会社というところは、利益を生まなければならないところですから、それなりの上乗せは必然的にあります。

あなたに必要な事は、会社側の価格設定をどうこう言うことではなく、本当にそれだけの価値があるかどうか見抜く目を養うことなのです。

参考に留学に実際にかかる費用を書いておきます。

「実際に留学にかかる費用は?」

海外生活に掛かった生活費(1年)は、学費(正規留学)込みで

ニュージーランド: 学費約60万+生活費約40万=約100万 

(1993~1999年平均 NZ$1=約¥60) 2006/03/06現在 NZ$1=約¥77.55。15円ほど我々には不利になっています。

アメリカ: 学費約40万+生活費約120万=約160万 (2005-2006)

* アメリカでの学費は、3分の2の学費免除だったので、1年で約40万になりました。そうでなければ、1年で学費は約120万になります。

* 生活費は食費、家賃、光熱費です。

これはルームシェアの場合です。ホームステイだともっとお金はかかります。

単純計算で、免除がなかったならば、アメリカでの生活には最低240万必要です。ビザ申請に必要な残高証明は300万あれば、問題ないでしょう。

海外生活でかかる費用は、為替によって変動するので、この辺はその時々の経済状況次第です。

・・・・結論

結局は日本で生活しているよりかは多少物価が安くなるだろうけども、大差はないということです。

外食をすれば高く付く。町中に住めば高くなる。

こういった事はほぼ世界共通です。

参考 学生に対する経済的支援の現状と課題(説明資料)http://tinyurl.com/qavbt 

一年に学費が120万。それにどれだけ上乗せすればぼったくりなのでしょうか?

そういうことよりも、どれだけの価値があなたの留学にあるのか、また、そのプログラムにあるのか、まず、そこをしっかりと冷静に考えてみてください。