バイリンガルキッズの育て方について、子供用の英語教材や幼児英会話教材などのサイトを参考に色々考える。最近参考にしているのが、家庭学習システム「セサミえいごワールド」
。ここで紹介されている男の子の英語の発音がなかなかうまくてちょっとハマってしまった。
この英語教材の説明にある、「この大脳の配線、<中略>10歳までにはほぼ完成する」は、私もTESOL(英語教授法資格)の授業で習いました。いわゆる、思春期を向かえるまでに第二言語の習得を済ましておくと良い。言い換えれば、思春期を越えてしまうと、第二言語の聞き取り、発音はかなり難しくなると言うことです。
私の友人で、6歳までアメリカにいたという女性の英語の発音は、素晴らしいです。しかし、その後の英語のボキャブラリーがないので、英語の発音は良いのだけども、相手の言っていることが分からないということが良くありました。
私は二十歳から本格的に英会話をやり始めたんですけども、いまだに「L」と「R」の聞き分けがなかなかできません。ニュージーランド人が発音すると聞き分けることもそんなに難しくないのですが、なぜか、アメリカ人の「L」と「R」が聞き分け辛い。
家庭学習システム「セサミえいごワールド」では、「L」と「R」の聞き分けは、生後10ヶ月できまるという記事もありました。
基本的に生まれたての子供の脳というのは、真っ白なキャンバスと同じです。生まれてから、周りの環境から言葉やしぐさをドンドン学んで行くわけです。そして、英語環境にいない日本にいる赤ちゃんは、なんと生後10ヶ月で、「L」と「R」を聞き分ける能力を破棄してしまうということです。使わないのだから、そりゃそうですよね。破棄すると言うよりは、別にその能力を必要としないのですから、当たり前ですよね。
私が2008年の12月にニュージーランドでお会いした方のお子さんは、日本人とニュージーランド人のハーフです。お母さんが日本人で、常に日本語で話しかけているとおっしゃっていました。そのためか、日本語も英語もメチャクチャ普通に話します。
うちの嫁さんのリサーチとこの方の情報をまとめると、小さい頃から2言語で話しかけられている子供は、なかなか最初の言葉を発しないと言うことです。脳が使い分けようとしているのでしょうね。
小さいときは、どうしても、使い分けがなかなかできないらしいですが、だんだんと成長するごとに使い分けていくようです。日本に行くと日本語、英語圏に戻ってくると英語、と使い分けが聞くようになるそうです。
また、ヨーロッパの国々は、言葉自体が似ていると言うこともありますが、2ヶ国語以上話す人が多いです。私が英語教授法資格の勉強をしているときの教授でヨーロッパの方がおられたのですが、当然、英語はぺらぺら。そして、秘訣を聞いたら、環境って言うておられました。
言葉ということだけを考えると、幼児のうちから家庭学習システム「セサミえいごワールド」
のような英会話教材を使うべきですね。
私の英語は自慢ではなく、二十歳からやった人間にしてはうまい方だといわれます。嫁さんも、最初はニュージーランド人かと思ったと言ってましたので、それくらい気張って英語はやったんですが、どうしても、越えられない壁が、「L」と「R」の聞き分けとナチュラルな発音です。
2003年から2009年までの留学期間で掛かった費用は、それこそ云千万。ありがとう、おやっさん、おかあたま。大学を出て、色々な経験もしましたので、英語学習だけの費用ではありませんが、それだけ掛かっても、越えられない壁はあるのですから、言語という視点だけからすると、幼児英語教育の初期投資はホンマに安いかもしれませんね。
子供の頃に養わなかった能力だけは、金がナンボあっても買えませんからね。特に、子供が小さい間は、楽しく、苦痛もあまり伴わずに、学習できますから、家庭学習システム「セサミえいごワールド」
みたいな楽しい教材はもってこいかもしれませんね。
日本語でもこういうのないかなぁ~と思いながら、毎日を過ごしている次第です。