MBAの授業中です。
教育制度の話をしていたんですね。アメリカの教育制度は世界から見て非常に遅れをとっていると報道されているが、みんなもそう思うか?と先生が切り出しました。
- 調査対象の学校に左右される
という意見は当然出ます。アメリカ国内でも調査対象、サンプリングに使われる学校のよしあしでかなりの差が出てくるでしょう。
そして、教育関係者の一人が、
「学生の語学(外国語)は特にひどく、平均点は低い」
と意見を出しました。
で、その意見に対し、私の前に座っている生徒が、
「他の国の人間が英語を習えばいいんだー」
と叫びました。
その後に「Just kidding, just kidding (冗談、冗談)」と言っていましたが、当然私はそいつをウ○コを見るような目で見てやりました。そして、一部の人間は私の顔色を伺っていました。
冗談とはいえ、良くもまぁそんなことをいえるなぁ~
と、言うことで、その後、私のグループでのプレゼンがあったので、一番最初に話をすることになっていた私は、
「Hi, tonight ,we are going to talk about … oh, by the way, am I speaking English right?」と言ってやりました。まぁ、皮肉を持っていったのですが、十分に伝わったでしょう。真っ赤な顔をしておりました。恥ずかしかったのでしょうね。
黒人に対する発言に対してはものすごく敏感なアメリカ人。アメリカで言う人種差別意識は黒人への意識であった他人種には適用されていないのだと、確信した出来事でした。
しかし、まぁ、大学院レベルでこのような発言をするのは非常に情けないですね。いや、全く。