こんな世の中だからこそ注意をしなければならないのでしょうね。今回は、このuniversal precautions 普遍的予防策(措置)を取り上げたいと思います。
さて、日本語でもいまいちぱっとしないこの単語ですが、どういう意味だと思いますか?
全人類が血液媒介性感染症を持っていると仮定して人と接することを言います。これは、アメリカのYMCAに研修に行ったときに習った言葉です。
なぜこんなことを言うかというと、アメリカのYMCAはどちらかというとスポーツジムのようなところになっています。日本のYMCAについては私はあまり知らないのですが、イメージ的に安宿というイメージです。(ユースホステルと混同してるかもしれません。違ったら申し訳ないです)。
YMCAを知らない方は、Wikipediaをどうぞ。
スポーツジムには怪我がつきもの。特に子供はすり傷など簡単に作ります。このときに、「血液に触れることなく、処理をする」ということで、「Universal Precautions- 普遍的予防策」を習ったわけです。
さらに続けて、「どんなに小さな赤ん坊でも、扱いは同じである」ということでした。
血液媒介性感染症には、B型肝炎、C型肝炎、後天性免疫不全症候群(HIV)、梅毒があります。
赤ちゃんがそんな病気を持っているわけがないと、医療関係者ではない人間は考えてしまいがちなそうですが、お母さんが何らかの血液媒介性感染症の場合、赤ちゃんが感染している可能性は大きいわけです。
どんなかわいい子供でも、素手で処置は決してしてはならない。
いやいや、この世の中その通りなのでしょうが、しかし、すごい世の中になってしまいましたね。
今は、マウスートゥーマウスも、専用マウスピースがあり、このような感染症を防ぐようにしているくらいですから、もうこれが当たり前なのでしょうね。
Universal Precautionsでした。
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