アメリカもまだ捨てたモンじゃない。オバマさん、おめでとう!

オバマさんが第44代大統領になりました。おめでとうございます。今までこんなに感情的に大統領の誕生に喜んだアメリカがあったでしょうか。あのオプラ・ウィンフリーでさえ、泣いていました。

アメリカンドリームというのは、「白人だけのものだ」と言った人がいました。アメリカに来て4年目ですが、私もアメリカの器がそれほど大きなものでないと感じていました。

どの国でもそうですが、その国の人間のように話し、振舞わなければ、相手にされない傾向にあります。アメリカでもそれは例外ではありません。しかし、アメリカだからこそ、そういうものがないものだと思っていました。しかし、この4年間、アメリカも普通の所詮普通の国だったんだなと思うようになっていました。

オバマさんが大統領になったことで、「アメリカも捨てたモンじゃない」と思うことができました。さらに驚いたことに、1964年以来、44年間、民主党の大統領候補が勝っていないインディアナで民主党のオバマさんが勝ちました。僅差ですけども、私にとっては非常にうれしいことです。

インディアナは非常に保守的です。私の住んでいるところにはアジア系がほとんどいません。私が住み始めた当初は、ヒスパニック系もあまりいない状態でした。だから、私が歩くとジロジロ見られました。そんなことは、普通で、別にたいしたことではないです。

他にもいろんな差別も受けましたが、ちょっと希望が出てきました。

おじいさん(だったと思います)が奴隷だったという方が、「私のおじいさんは、ホワイトハウスを作りました。黒人の大統領が誕生するなんてまったく考えずに、ブロックを一つ一つ積み上げてたでしょう」と涙を浮かべながら語っていたのが非常に印象的です。

黒人の大統領が誕生し、インディアナの半分以上がオバマさんに投票した。その事実が、これからアメリカに住んでいく私に希望を与えてくれました。

アメリカがアメリカであるその所以。 それを見せ付けてほしいですね。

これから、オバマ大統領がどうこの国をリードしていくかわかりませんが、がんばってほしいです。

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