「知っている」と「出来る」について
インターネットが発達し、
無料で手に入らない情報はかなり少なくなってきたのではないでしょうか。
良い世の中になったと思います。
今まで私が生きてきた短い人生の中でであった人達で、非常に弱々しく見え
た人達は、知識はあるが行動が出来ない人達です。知識も言う事も正論な
のです。しかし、行動できないんですね。
理由は色々あると思います。
行動することによって自分が思っている結果が出なければ傷つく。
行動することによって普段見せている自分とのギャップを見せることがイヤ。
私がいつも使う例で登山があります。誰でもエベレストは世界一高いと知っ
ています。当然、その頂上にたどり着くことは容易ではないことは想像でき
ます。
しかし、登ったことがある人が、「エベレストはやっぱり高い」と言う
のと、登ったことがない人が「エベレストは高いんだよ」と言うのでは、
同じ意味でも重みがまったく違うと思いませんか。
ここで知識のある人は、「経験したこと以外は口にしてはいけないのか?」と
思うのですが、そういうことではないんですね。するしないは個人の選択ですから、
良いのです。
問題は、何もしないのにやっている人間のことを非難する。あれこれ言う。
揚げ足を取る。あら捜しをする。
ものすごく悲しいです。言っていることは、経験者と同じです。しかし、経
験者から見ると滑稽に見えるのです。経験者の言うことには、「経験と理論」
が共存します。理論だけではないんですね。
経験者は理論をどう実現させるか知っている。
また失敗しても、成功させる道を新たに探そうとする。同じ方法で行く時も
あるし、違う方法を試みることもある。失敗をどう成功に変えるかを考えて
常に行動しています。自分の失敗を正当化することもしない。正当化する時
間があれば、同じ失敗をしないように自分をレベルアップする時間に費やす
んですね。
理論とは使うためにあるのです。大学教授などが仮説を立てそれについて研
究し結果を得て理論を形作る。また、人間の過去の歴史から学ぶ理論もある
でしょう。ことわざと言われるものです。
成功する、または、自分が望む結果を生むためにしなければならないことは
分かっている。後はするかしないかですね。
「今週のProverb」より
メールマガジン「モテる留学 海外生活12年の海外&留学マニュアル」より