問題を回避するためにあなたにして欲しい事を4つ挙げました。覚えていますか?
1. あなたがホームステイ先にあなたがその国の文化、生活についてどれくらい知っているか話をする。
2. あなたがホームステイ先にあなたが失礼な事をするかもしれないので、その時は教えてくれと頼む。
3. あなたの日本での生活の話をする。
4. あなたの家族の話をする
この4つをすれば問題を100%回避できるかと言うとそうではありません。これらの質問は、ホストファミリーにあなたが外国、文化も生活も違う所から来た人間だと再確認させるためのものです。
人間はどこかで自分の「常識」を誰にでも当てはめてしまう傾向があります。それはそれで良いのです。ですが、この「常識」を誰にでも当てはめてしまう行為が問題を引き起こす原因となると知っている人は少ないです。無意識のうちに自分の常識で相手を判断しているのです。
「自分の物差し」で相手を計っているわけです。
「常識」が違うから「誤解」を招くのです。自分の常識を相手に知らず知らずに求めてしまうから問題に繋がっていくのです。
例えば、ホストファミリーにとってあなたが初めての外国人留学生だとしましょう。そのホストが日本の生活習慣まで知っていると期待して良いでしょうか?
答えは「いいえ」です。
あなたが外国から来る外国人だとは知っていますが、あなたがどのように振舞うかまでは分からないのです。あなたを外国人留学生として歓迎してくれていますが、あなたが当然自分達(ホストファミリー)の常識で行動をすると思っています。
ですから、上記4つの事を話して欲しいのです。
あなたが外国人で、その国の事を知らない人間だと相手に改めて再認識させる。そうする事によって、あなたはホストファミリーが自分達の「常識」であなたを判断する頻度を減らす事ができます。
これから、なぜ、3、4で「あなた」のことを話すのかお話します。