起業法として、オンラインで始める、オフラインで始める、または両方で始めるという選択肢があると思います。私は実際にオフライン、オンラインでビジネスをしていますので、長所、短所を私なりに見てみたいと思います。
まず、オンラインで始めるのは非常に安く済みます。店舗を構えることもなく、ホームページを作って仕事を始めることができます。最近は本当に簡単にホームページを作ることができるようになりました。それなりのテンプレート(雛形)も出ています。このブログもMT4に付属しているテンプレートを使って作っています。
ホームページを作るには、
1. インターネットに接続が可能
2. ウェッブホスティングに加入
3. ホームページ編集ソフトウェアの購入(これはオプション)
4. ドメイン名取得
で、終わりです。
3.は、なぜオプションかというと、今は、編集ソフトでいじらなくても問題ないくらい無料テンプレート、有料テンプレートがゴロゴロしています。ホームページ編集ソフトは、私はホームページビルダーを持っていますが、ちょっとページをいじくる時位しか使いません。使いこなせると便利ですが、始めはあまり必要ないと思います。
以上で、インターネットでお店を開くことは出来ます。もちろん、会社設立の手続きをする人は当然その手続きもしてください。ネットで開業するには以上で、形は整えることはできます。
オフラインでの開業には、お金がかかります。また、ネットのように一瞬で開業できるわけではありません。
オフラインとオンラインの大きな違いは、開業費と開業までの時間の違いだと思います。
マーケットの反応
オンラインでは、マーケット事情がすぐに分かります。宣伝もやり方しだいでは費用を抑えた広告活動が出来ます。しかし、お客の反応が直接見ることが出来ません。
オフラインでは、お客さんの反応が文字ではなく、直接感じることが出来ます。お互いに顔が見れるので、相手がどれほど満足しているのかが、直接その場で感じることが出来ます。
オンラインは開業費が安く、広告費も抑えることが出来きるが、お客の反応が直接見ることが出来ないという点が、オフラインに劣っているところではないでしょうか。
オンラインに向いている商売、オフラインに向いている商売
手取り足取りの指導が必要な商売は、まず、オンラインには向いていません。もちろん、ビデオや本を出版することによって、指導手段の幅は広がります。しかし、どうしても直接指導することが必要なところは、オンラインではどうしようもないところです。いくらインターネットが発達しても、ここはちょっと乗り越えられないところでしょうか。
また、実際に品物を触っていただき、その価値を見出してもらわないと商売が難しいこともあります。いくら文字や写真でそのすばらしさを伝えようとしても、「手触り」だけは、どうしても伝わらないですね。しかし、これは、サンプルなどを提供して乗り越えられるかもしれません。
逆にオンラインに向いている、または、オンラインだけで商売ができるビジネスは、情報起業と呼ばれる、情報を売るというもの。これは、情報を販売すると共に、サポートフォーラムなどがついていて、ほぼ全てをオンラインでやってのけるという代物。
じゃぁ、品物を扱うものがオンラインだけでは無理かというと、そうではありません。ニッチな商品ほど、オンラインが向いていることもあります。なぜなら、ニッチなだけに普通の店では、なかなか手に入りません。こういうモノは、オンラインで買う人が多いです。
ニッチマーケットの顧客の心を掴む-もう一つの失敗でもお話をしましたが、顧客の信用を得ていれば、物を売るビジネスでも十分オンラインだけで成り立ちます。
そして、売っている物がお客さんに喜んでもらえるものであれば、あなたの信用はあがるばかりです。そうやってお客さんの信頼を得れば、口コミ効果でドンドンお客さんが来てくれるでしょう。
オンラインでは、オフラインで不可能なことが出来ますし、オフラインではオンラインでは生まれにくいお客さんとの関係が作れます。
長所は長所で残しておき、短所をどのように埋めていくのかは売り手側の努力だと思います。向き不向きがあると思いますので、オンライン、オフラインどちらが良いのかは、あなた次第です。
私は、オフラインではお金がかかるものをオンラインで徐々に始めました。英語のサイトですので、ニッチマーケットでも世界中の人が買い手になります。
買い手が求める以上の情報をサイトで提供して信頼を得る。それから、オンラインでも売れる商品を作って売り始め、資金集めをしながら、オフラインでもビジネスとして動き始める。
こういう経緯で今展開しているビジネスもあります。まだ、これだけで食えているわけではありませんが、気長にビジネスとして拡大していけたらと思っています。好きなことですからね。
オンライン、オフラインに向いているビジネスがあり、どちらのビジネスに自分が向いているのか、また、自分の好きなことはオンライン、オフラインのどちらに向いているのか考えてみてください。
お客さんが入ってくる入り口を増やすといった意味で、オフラインに向いているビジネスでも、ウェッブサイトを持つことはおススメします。
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