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ローカルほどお得?

さて、このような小さな学校であると比較的お得に自分の望んでいることを手に入ることが可能になります。このような情報は残念ながらYahoo!やGoogleのような検索エンジンの上位に来るのは稀でありますし、現地に住んでいなければ、なかなか触れることのない情報かも知れません。

有名校を探すのは当然のことでしょう。日本に帰国して就職するならばなおさら名の通った大学の方が良いに決まっています。しかし、オックスフォードやスタンフォードなどの大学でない限り、日本ではどの海外の大学もあまり知られていないでしょう。

しかし、大学院卒業後は、アメリカの場合、Optional Practical Training(OPT)と言う制度があり、給与を貰って12ヶ月働く事ができるメリットがあります。インターンと思って貰えればよいです。そうすれば、日本で有名だろうが無名だろうが、あなたの経験値はあがります。

そう考えるとローカルでも全く問題なくなるでしょう。大学院で学んだ知識をOPTを使って十二分に生かしてアメリカで活躍する。そう言う人がかなりの割合でいることをここに述べておきます。

ローカルな学校、メジャーな学校。何を選択するかは本人次第ですが、どちらの学校にも共通して言えるのは、レベルは決して下げようとはしません。特に私立の小さな学校はひとたび悪評が流れると大打撃を受けてしまいます。ローカルなだけに世間体には敏感に反応するといっても良いでしょう。

質の悪い学生を輩出すると致命的ですので、この辺はしっかりと気を配っているところが見え隠れします。その辺りは評価できるでしょう。

広がるあなたの可能性

私はAnderson UniversityのMBAでして、ここのMBAは新しいということもあり枠が広いです。基本的には願書を出してみないと分からないということが本当のところです。私の大学でちょっと感心した点を参考に上げておきます。

・ 留学生でも授業は、週1回

・ 働いている人達の中での授業ではその国の企業の「今」が分かる。

・ 学費が普通の学校より安い (2年間で約150万)

・ ビジネス関係を大学で学んでいなくても大丈夫

・ GMATは必要ない

・ 海外の大学出身者でも比較的簡単に受け入れてくれる。

(ただし、GPA(grade point average)の最低ラインはある)

参考程度ですので、興味のある方は直接大学に問い合わせることをお勧めします。まずは、MBAのデパートメントに問い合わせるのがよろしいかと思います。

アンダーソン大学のMBAのページは、http://www.anderson.edu/falls/mba/です。

魅力1:留学生でも週1回

もともと仕事をされている方々対象のMBAですから、週1回、4時間でも、基本的には夏休み、春休みなどにも授業があります。ですので、諸手を挙げて喜ぶわけにはいかないです(笑) また、週に1回の授業ということは自分でしっかりと勉強しなければならない部分は多いのです。

ここで学生ビザの事が気になりますが、フルタイムの学生として単位さえしっかりととっていれば、週に1回だろうが、5回だろうが問題ないというところでしょう。また、通常のように構内であればバイトもできるので、勉強できる時間もたっぷりある、また、バイトの時間もしっかりとあるということで、非常にありがたいと思います。これには問題点もありますので、後述いたします。

魅力2:学費が安い

現在売り出し中のMBAなので、学費も他の大学のMBAに比べて安いですね。これは非常にありがたいです。ただし、これは徐々に上がっている状態にあります。売り出し中ですので安くしていると見られますので、ある程度卒業生を出し、実績を残していく毎に価値は上がっていくことは容易に想像されます。

魅力3:アメリカでの試験免除

アメリカの大学を出ていない人間にとって、GPAやGMATは結構つらいことになります。GMATで高得点をとることがまず難しいと思われます。GMATで満足な得点を取るために時間を費やすことが考えられるので、取らなくて良ければそれに越したことはない。そう思っていましたから、この点はかなりうれしい点だと思われます。留学生とは時間とお金に結構制限がありますから。

魅力4:その国の企業の「今」が分かる

私はアメリカ、インディアナ州のMBAでしたので、その地域の旬な話題を聞くことができます。また、学生の年齢が様々で、結構ランクの高いポジションの方、若手管理職、二代目社長(予定)など本当に色々な人達の「生の声」を聞くことができます。何の会社がどういう風に考えているのかが聞けることは非常に貴重です。

また、これはMBAという学問だけでなく、その国人や会社のビジネスに対する考え方(文化)を垣間見ることができるチャンスでもありますから、今後の人生に大きくプラスになることは間違いないでしょう。

魅力5:海外の大学卒業でも容易に受け入れてくれる

その国の基準は他の国の基準と異なります。たとえば、あなたの成績が日本で「優」でも、他の国では「良」かもしれません。これは同じ国の大学間でも違いが出てくるでしょうから、国が違えば当然違ってくるでしょう。この辺で、たとえば、ニュージーランドなら、成績の変換が行われたりします。私の時は(90年初頭)はそうでした。

私はニュージーランドの大学の出身です。ニュージーランド国内なら知らない人はいない国立大学ですが、ひとたびニュージーランドからでると誰も知りません。そこで当然アメリカの大学はニュージーランドの大学時代の成績表を提出するように求めてきます。これはあなたが日本の大学を卒業していても同じです。この場合は、大学から英語の成績表を出してもらえるでしょうから、大丈夫でしょう。

そして、今回の私の場合は、上述しました、成績の変換をした形跡がなかったのです!そのままの成績を受け止めたのか、私の出身校をリサーチしたのかは定かではありませんが、とてもすんなりと受け入れてくれました。これは、私が一度入学したウェストバージニア大学もそうでした。とてもすんなりと受け入れてくれました。この点は非常にありがたいところです。

間違いだらけのMBAのイメージ

このMBA非常に敷居が高い学問だとして有名です。MBAのイメージっていうのは、もうすでに申し上げましたが、

・ 経営者になる人の学問だと思っている

・ バリバリ一線で活躍する人間だけが勉強する学問だと思っている

・ 学費が非常に高い

・ もともとビジネスの知識が必要だと思っている

・ 職務経験が必要である

もっとあるかもしれませんが、以上が主な思い込みだと思います。

また、MBAは読んで字のごとく、ビジネスに関する修士号です。当然、MBAと聞くとビジネスに有効な学問だと思ってしまうのも当然のお話です。そして、学問の内容も当然、企業の話が中心になってきます。ここの記事を見ていただければ、ビジネスだけの世界のものではないのだということに気づいていただけると思います。

これは留学全体にいえることでしょうが、大体のイメージで判断されていることが多いです。当然、日本語以外の言葉(大体英語でしょうから、英語としておきます)で資料を読みますし、また、有名な大学や大きい大学の情報がどうしても前に出てくるのでこのような結果になるのだと思います。

探せば、もっと幅が広がります。これは、当然のことです。外国の人が日本の地方のほぼ無名の私学の大学の情報まで入手できるかというと、そうではないですよね?あなたが海外の大学情報を得ようと思い、YahooやGoogleで検索したとしましょう。すると、どうしても検索で上位に出てきた学校の情報を主に使うと思います。ですので、お得な情報はなかなか出てこないと思います。