折り合いをつける

あなたの部屋に勝手に入る事についてホストにあなたの意見を述べました。ホストはあなたの言っていることは分かったとしましょう。しかし、例えば、部屋に入る事に関して何の問題も抱いていなかったホストにしてみれば、「何を言ってるんだ!」となるかもしれません。

例えば、「あなたが居ない時に掃除をしているのよ。」「空気を入れ替えないと湿気がひどいの」など文化の違いだけではなく、その家の構造問題などが出てくる場合もあるでしょう。

そういう時は折り合いをつけなければなりませんね。あなたがこういう風にして、どういう風にしてと注文をつけるのも良いと思いますが、ここでは別の方法を紹介します。

上述いたしましたが、「部屋に入る前に前もって教えていただけませんか?」というオプションを相手に与える事をしました。

しかし、「あなたが居ない時に掃除をしているのよ。」「空気を入れ替えないと湿気がひどいの」などという理由でホストがあなたの部屋に入らなければならないと訴えてきました。

ここであなたが「仕方ないなぁ~」となればそれで問題は解決ですが、そうでない場合がありますね。そういう場合は、さらにオプションを出さなければいけません。

しかし、オプションを出すのは相手です。あなたではありません。

こういう風に言ってみて下さい。

 「Oh! OK. You have to enter my room. But entering my room to clean the room (open the window) in my absence is an option. Is there another?」

(あー、そうなんですね。私の部屋に入らないといけないのですね。あなたが私の居ない間に部屋に入って掃除をする(窓を開ける)のはオプションです。他にオプションはありますか?)

このように問いかけてみて下さい。相手は戸惑うかもしれませんね。このように問いかけられる事はなかなかないでしょうから。予想される答えは、

「What do you mean? (どういうこと?)」

でしょう。

そう言う時は、オプションをこちらから例えを出してあげて下さい。

「Like, AH, I can help you to clean the room?」

そうすると、「Oh, you can do that.」と返って来るでしょう。

ここで終わらず、

「Ok. Is there another option?」

とまた聞いてみて下さい。そうすると、相手がオプションを出してくるでしょう。

「If you want to clean the room yourself, that is ok with me.」

あなたが自分で掃除をするのなら、私はそれでも構わないわよ。

などと返って来るでしょう。

そこで、すかさず

「Is there another option?」

さて、ここで問題解決法を提供しているのは誰か考えて下さい。あなたは質問をしているだけですよね?相手が問題解決の方法を考えてくれる。ここにこの質問のパワーが隠されています。

「Is there another option?」は、相手がもう考えられないと言うところまで言い続けて下さい。

相手からのオプションがなくなったところで、「じゃ、こういうことにしましょうか」という事でお互いに納得した形を選んで下さい。

この練習を今のうちからしっかりと身に付けて下さい。この方法は、日本語でも可能です。ただ、直訳してしまうと変なところがあったり、方言によって言い方が変わってくるのがちょっと不安ですが、問題に意識を持っていく事を常に意識するようにして下さい。

常に冷静に問題を解決する姿勢を持って下さい。また、自分の常識に常に疑問を持つ癖も付けて下さい。あなたの常識が他の人の常識であるわけではない。そのような考え方を身に付けて下さい。

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日本・アメリカ ビジネスセミナー

日本・アメリカ ビジネスセミナーに行ってきました。インディアナ州のボールステイト大学で教鞭を執り、日系企業、アメリカ企業の指導をされ、活躍されている富沢大学教授が講師でした。

セミナーは日本人企業が会社をどのようにとらえているか、日本人の言動の文化的背景などをビジネスと絡めて紹介されていました。

おそらく、日本人という民族は海外の人から見るとまったく検討付かない民族なんだとつくづく思いました。

面白い例として、日本人はあまり言葉に頼らないと言うことを仰っていました。考えてみれば、そうです。このブログでもたびたび登場していますが、「それくらいわかるやろう」と言う考えですね。

これは、同じ文化背景を共有する人間しか分からないことです。いわゆる、空気を読むと言うことです。日本では「常識」かもしれません。

富沢教授自身の体験でお話しされていました。

富沢教授の奥様はアメリカ人です。ある日曜日の夕方、富沢教授が奥様に、「今何時?」と聞かれたそうです。

富沢教授の奥様は、「4時。」と時間を教授に告げました。

しかし、富沢教授は時間を聞きたかったわけではありません。さあ、教授の意図はなんだと思いますか?

富沢教授は実は4時という事は知っていました。だから、

「もう4時でしょ。夕飯の支度をする時間じゃないかい?」

そういうことを実は言いたかったのです。

うちの家では、たぶん、

「おう、もう、5時か!」

なんていうことを言うかもしれませんね。

相手に思っていることを直接言わないことは私もしばしばあります。アメリカでは、直接的に言っても良いのですが、直接的表現が許されるので、直接的に反発を食らうこともあります。

そのような事を避けるためにも、日本の表現方法をうまく使うと非常に効果的に自分の望んでいる結果が得られます。これ、本当です。^_^

アメリカと日本

民族の違う人間が一国を形成しているので、自分の主張というのは非常に大事になってきます。

しかし、日本は同じ文化を共有し、また、非常に狭いところで「寄り添うようにして」生きてきました。だから、アメリカのような直接的な表現ではなく、「和」を乱さないように間接的に表現をする方法を生み出しました。

どちらが良いというのではなく、我々が生まれ育った環境と歴史が作り出した、文化が違う。

座る位置もしかりですが、これは侍時代にさかのぼります。偉い人やゲストは部屋の出入り口から離れて座って貰う。これは、ボスやゲストを突然の襲撃から守るためです。

これは私も剣道を教えるときに座る位置、上座、下座の説明にいつも使っています。こういうはなしをすると、海外の人は非常に興味を示し、また、深い理解を示します。

こういうことを日本人ももっと説明することができるようにならないといけないと、改めて感じました。

私は剣道を教え始めてから、色々質問されて、自分で剣道の「歴史」や「礼儀・作法」を勉強しました。聞かれなければ、全く気にしない事が本当にたくさんありました。

だから違いに気づくことは、自分を知るきっかけにもなります。非常に面白いですね。本当に。

非常に有意義な一日でした。

しかし、全く日本人と接したことのない人達が、日本企業と接しなければならない環境がこのインディアナ州にできつつあります。

これは非常に良いことですね。これを切っ掛けにして本当の意味での異人種間の理解を深めていけたらよいと思います。

異文化も人間関係と一緒で、直ぐに見えてくる良いところや悪いところは氷山の一角。時間が経たないと分からないところは、本当にたくさんあります。

インディアナと日本の関係が本当の意味での異文化交流となることを望むと共に、それに貢献したいですね。

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雑誌の衝動買いは高くつく・・・

衝動買いってします?私は衝動買いをする方ではないのですが、買うときは値段を見ないで買うときがあります。先日も雑誌を購入して目から血が出そうになりました・・・

PCWORLDっていう雑誌があります。「22 timesaving ways to…」という表紙にひかれ買いました。「時間節約術 22連発」とでも訳しましょうか・・・

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