海外生活:挫折、そして、復活

海外生活での挫折は、大なり小なり誰でも経験すると思います。

そこで復活できるかどうか。これは、残念ながら誰でもそうできるとは限りませんね。

また、滞在が長ければ長いほど、中身が濃ければ濃いほど、

挫折を味合うことは間違いないでしょう。

海外で挫折すると、本当になかなか復活できません。

理由は色々ありますが、周りに相談できる友達がとても少ないということ。

それに追い討ちをかけるように、自分がマイノリティーということもあります。

自分のことをわかってくれる人が少ない。

だから、留学生は、日本人同士、言い換えれば、

同じ境遇でお互いがおかれている環境を理解することが出来る者同士で、

ついつい時間を過ごしてしまいます。

ひとえに、留学生を攻めることは出来ないんですね。もちろん、

強い意志があれば!

と、言えます。

気持ちの問題もあるでしょう。

先ほども言ったように、周りに理解してくれる人がいない、というのは、本当につらいことです。

実は、今まで誰にも言っていなかったことがあります。

私はつい最近まで英語を話したくなかったんです。

——————————————-

アメリカに来てから英語が話せなくなりました

——————————————-

私の英語はネイティブの人からもほめられます。

発音も言い回しも、日本人の英語ではないからだと思います。

でもね、アメリカ人と話すのが非常に苦手だったんです。

ニュージーランド人となら、バスの隣に座った兄ちゃんでも姉ちゃんでも

お年寄りでも、相手がどんな人であっても話せたんです。

ところが、アメリカに来てから、

剣道(実は剣道教えています)を教えているとき以外は、

話せなくなりました。

話したくなったというのが本当のところですね。

正直なところ、最初アメリカに来たときは、

アメリカ人の横柄な態度にメチャクチャ腹立っていました。

見下されているような感じがしたんですね。

それで、段々と

* 自分自身の態度が悪いのかもしれない。

* 自分の英語が悪いのかもしれない。

と思うようになりました。

そうなると、自信がなくなります。

自信が無くなり、どうすればいいか分からない。

どうすればいいか分からないから、

* アメリカ人め、俺を見下しやがって

* 絶対、お前らみたいにならんからな!

と、アメリカ人、そして、その文化を否定し始めました。

実は、これ、最近までそういう状態が続いていたんです。

—————————-

「事実」と「意見」の見極める

—————————-

私が、

* アメリカ人め、俺を見下しやがって

* アジア人やから、なめてんのやろう!

とは思うのは、私の意見です。

事実ではないですよね。

もちろん、見下してる人もいるでしょうし、なめてる人もいるでしょう。

でも、事の始めは、私がそうやって「勝手に思いこみ」始めた、

ということ。

実際に彼らがそういう風に私を見ているかどうかわからない。

だけど、最初は私の思い込みだったのに、そういう風に毎日繰り返し思うことで、

それが私にとって「事実」のように見えてきたわけです。

自分で自分を狭い世界へ追い込んでいたんですね。

もちろん、アメリカ人が横柄な態度だという風に思ったのも、

私の主観であって、事実ではないかもしれません。

彼らは、特に横柄に振舞っていたわけではないかもしれません。

—————————————-

即効性のある解決方法

—————————————-

そこで、私が行ったことは、

自信満ち溢れる態度で、

相手の目を見て、

アメリカ人と対等に、しかも、

楽しく話している

そういう自分をイメージしました。

毎日、毎日、朝起きたら15分間、出来るだけ鮮明にイメージしています。

これは、現在進行形です。

どうなったと思います?

あれだけ話したくないと思っていたのに、話せるようになりました。

もちろん、もうちょっとこうした方がいいと思うこともあります。

それは、次の日にイメージするときに変更を加えます。

ネガティブなイメージをポジティブなイメージに変えてあげます。

それだけで世界が変わりました。

——————————————————

英語を話している自分をイメージする

——————————————————

まず、英語を話している自分、

こうなりたいという自分をイメージします。

これは、どういうことかというと、

『あなたはすでに英語を話している』

というイメージを作ります。

話すようになりたいな、ではなく、「話している」んです。

もう、話せるようになっていて、その英語を使って楽しく話しています。

そういうイメージを鮮明に描いてあげる。

もうすでに話しているのだから、英語を話すことに緊張したり、

怖いという感情を抱く必要はありません。

私はこの方法で今、他にも、挑戦しています。

たとえば、義理の親父と母親を「Dad」と「Mum」と呼ぶ訓練をしています。

結婚して5年経っているんですが、一度も、

「Dad」と「Mum」って呼んだことないんですから。

やっぱり、勇気必要ですよ(笑)

実は私はこの方法をAudio Bookを購入して学んだんですが、

今だと、ビデオセミナーとしてみることができます。

しかも無料で。

これは、なんら特別なことではなく、スポーツ選手ならば

とっくに取り入れているものです。

しかし、その方法は、一般的には広がっていませんよね。

なので、ぜひともあなたの英語の中にもとりいえれてください。

説明は、プロに任せます。

今すぐ、無料ビデオセミナーで英語を話す自分の基礎作り をしてください。

海外生活 挫折・成功関連記事

  • これが,『最後の晩餐』だ。 – STRUGGLEな日々?4人の子持ち更年期 …STRUGGLEな日々?4人の子持ち更年期ママの海外どたばた生活. 一言メッセージ :私が風邪を引きました。代わりに治りかけた両親は,いよいよ帰国です。ああ,怒濤の日々に逆戻り! お気に入りブログに登録 … 見事に落ちたのが,先ず第一の挫折。 良い刺激に なりました。 そうか。受験のための勉強をする塾に入るためにも,特別の勉強をしないとけなかったのか?!! 自分が,それほどではなかったと思い知らされたわけです。努力もしていなかったけど、甘くみていた事を悟ったのね。 …
  • スイスの街角から:思い出、スイス生活の原点はここから・・「海外生活の厳しさと現実を思い知らされた 2年目」. 「スイス人とスイスでの生活が大嫌いになりかけた 3年目」. 「就職活動で挫折を知った 4年目」. 「スイスってそう悪くもないかも?って思い始めた 5年目」. 「そして、自分のおかれた環境で、 …
  • 「何をしたら楽しいですか?」 海外ロングステー 団塊 ibu アジア …海外暮らしってこんなものだと漠然と理解するまでになりました。 海外暮らしの基本 その国がすきその国で暮らしたいそのくにを知りたい 強い意志がないと挫折します。 海外暮らしは別として海外ロングステー(2週間以上3ヶ月) … なんとなく海外に住 みたいの気持ちではきっと一カ月もしない内に飽きてしまうでしょうね。それと現地の食材など現地価格の生活を出来ないと下手すると数倍以上の生活費になりかねませんね。工夫して暮らす、大事ですね!住む前に何度も通って出来ればアパート暮らしで試しステイ …

3 thoughts on “海外生活:挫折、そして、復活

  1. ゆか

    コメントしようと思いながら、忙しくて。。。

    誰もわかってくれる人がいない。と私も悩んだことがあります。英語も仕事が出来るくらい話せるけど、だからと言ってアメリカ人の会話についていけない。だからと言って、日本人の方とも合わない。友達が出来ない。と思った事があります。

    去年、職場をICUに移ってから、もっと英語が必要になってチューターを付けて英語を本格的にやりました。少しは英語にも自信が付いて、ICUはチームワーク作業なので、段々と仲良くなって、アメリカ人の友達とも出掛けるようになりました。

    また、ICUには、外国人(フィリピン人、インド人、ベトナム人など)が多く働いているのもあって、彼女たちと買い物に出掛けたり映画を観に行ったりしています。彼女たちも同じようなことを言っていてびっくり。アメリカ人にもなれない、母国人にもなれない!

    それと、最近、同じ職場にローテーションで1週間ほど勤務された日本人医師と一緒になったのです。最初、私は、彼女はてっきり中国人だと思っていて、昼過ぎまで英語で普通に「この指示出してくれる~~。」なんてえらそうにしていました!

    彼女が日本人とわかって、色々話してみると、彼女のほうがもっと大変で、もっとわかってくれる人がいないのです。結局、「短期で(2~3年)仕事で来ている日本人、奥様方は、私たちを怖がっている。」と結論に達したのです。彼女たちは私たちが怖い。だから、私たちが彼女たちが怖がっているのを理解して避けるべきだ。と思ったのです。それから、なんとも思わなくなりました。

    けれども、(うらやましいのですが、)結婚されているから理解される方が側にいるのはいいな~~。(笑)と、ちょっとジェラシーでした。

    私は都会に脱出作戦を進行中。都会に行ったら外国人が多いので同じ外国人友達たくさん出来るから!

    Reply
  2. koko

    ニューヨーク在住5年目になります。

    去年、やっと念願だったアメリカのある医療関係の会社で働くことができたと思いきや、中東系の移民だらけの職場。

    ありえない性格の人達ばかり。お金さえ稼げれば他人の気持ちや思いやりなんか関係なし。困ってる人は見て見ぬふり。貧富の差が激しい国で生まれ育ったから、とにかく生き延びることで必死にここまできて仕事を得て、生活を支えているんでしょう。私にはそこまで人を不快にさせて、仕事をし続けることに違和感を感じました。

    自分と違う価値観を持った、日本人には考えられないよな常識をもった人達と、自分がどう上手くストレスを感じづに共存していくかを学ばないと、ニューヨークの社会、とくに医療分野では生き残っていけないと思いました。

    先週、仕事は辞める時、お疲れ様すら言われず、辞表をだしておわり。今まで一緒に働いてきた部下にありがとうの一言さえも言わない上司。これが普通なんでしょう。

    もう、医療関係の仕事はしないと思いますが、ここからまた何かを新しく始めていかないとと思ってます。

    Reply
    1. hiroimafuji Post author

      確かに、色々な人がいますよね。私が、日本、ニュージーランド、グァテマラ、アメリカに住んで思ったのは、日本人には日本人の価値観があります。その価値観が必ずしも世界的に世界に受け入れられることではないし、その国では正解にはならないということです。ただ、価値観は自分の信じるものですから、そのように生きていくことは間違ってはいないと思います。でも、辛い。辛いですね。Kokoさんが味わっているように。私もまだ辛いし、毎日葛藤しています。Kokoさん、お返事遅くなりましたが、今もどこかでがんばっているあなたを応援します!

      Reply

Leave a Reply to koko Cancel reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Captcha *